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住宅用火災報知機を付けてみました 【その2】

住宅用火災報知器を購入したのですが部屋のどの位置に取り付けると良いですか?

「住宅用火災報知機を付けてみました その1」では家のどの部屋に必要かを解説しました。今回は部屋のどの位置に取り付けたら良いか、どこに付けない方が良いかを簡単にご説明します。

住宅用火災報知器は煙や熱を感知して警報を鳴らす訳ですが、煙や熱は当然ですが熱い空気ですので軽い為、天井を這うように上へと広がります。ですから設置位置は原則天井となります。階段などの場合では階段を登りきった2階の天井に取り付ける事になります。

煙感知式火災報知器を天井に取り付ける場合、通常は天井の真ん中寄りの照明器具から逃げた位置に設置してください。壁と天井が接する部屋の端は空気がよどんで火災報知器の反応が遅れてしまう場合があり壁や梁型からは60cm以上離して設置します。またエアコンの吹き出し口付近は避けて1.5m以上離して設置します。

壁に設置する場合は出来るだけ高い位置、少なくとも建物内部の建具の高さより高い位置に付ける必要があります。基準では警報器の中心が天井から0.15〜0.5m以内の位置に取り付ける様に指導されています。

また、背の高い家具の上や換気用の吸気口の近くなども煙がよどんだり流されてしまったりで反応が遅れてしまう場合がありますので避ける様にします。あと、普段から煙が発生する様な部屋・場所(キッチンのコンロ上や車庫など)では煙感知式ではなく熱感知式火災報知器を使用します。ちなみにタバコの煙くらいでは反応しない様です。

熱感知式の火災報知器を設置する場合は暖房器具の真上などは避ける様にします。また、寝室や廊下といった箇所では煙感知式の火災報知器の方が早く反応する事が多く煙感知式の火災報知器を設置してください。

「住宅用火災報知器を購入したのですが部屋のどの位置に取り付けると良いですか?」

「煙や熱は上に溜まります火災が発生した際の煙の流れを想像して取り付け位置を決めてください。」

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