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お気楽☆建築士の住宅問答 blog

家創りからリフォーム・リノベーション、維持監理、生活の工夫まで気ままに書き連ねた建築設計士のブログ

納戸の上下窓に簡単断熱内窓を自作してみました。

上下窓など内窓の付かない小窓の簡単な断熱対策はありませんか?

家の中で熱の損失の多い開口部の断熱性能を確実に向上する方法は内窓を取り付けるなどの窓の2重化ですが、窓の種類や開閉方法により市販の内窓が取り付けられない場合があります。

例えば「上下窓」の場合では外側の窓を拭くために内側に窓を開く仕組みが付いていますが、市販の二重窓では窓の既存の木枠の内側に新に樹脂製の枠を組む為に、樹脂枠に内側に開こうとした窓が当たり開く事が出来なくなるために内窓の取り付けをあきらめているといった話をよく聞きます。そこで今回は約千円ほどで誰でも作れる簡易二重窓を作ってみました。

右側の写真が簡易二重窓を納戸の上下窓に付けてみた物です。ホームセンターで購入した養生用のプラスチックダンボール(プラダン)を窓枠の内寸に合わせて90cm×60cmに切ります、プラダンはポリカーボネートの中空板の様に中空層のある構造の板ですがポリカほど硬くなくカッターナイフで簡単に切断できます。

次に取手の取り付け位置を決めて千枚通しでビス穴を開けます。ビス穴は実際のビスの太さより少し細い方がしっかり取手を固定できます。また、取手に付いているビスがプラダンの厚みより長い場合は短いビスを購入して用意しておきます。両側に取ってを付けたらその穴に突っ張り棒を通して窓枠に固定して完成です。


プラスチックダンボール(プラダン)が300円程度、取手は200円程度が2個で400円、短いビスが100円程度、突っ張り棒が150円程度。合計1000円ほどで完成です。今回は加工が簡単で安い材料としてプラダンを選びました。プラダンは不透明な製品ばかりで透けません。透明に仕上げたい場合はプラダンの代わりにポリカーボネート板を使います。この場合は材料費が1000円〜2000円ほど増えますが中空板独特の模様が良い感じになります。また、ポリカーボネートは切断が難しいのでホームセンターで購入する際に切断してもらうと手間が省けます。

この二重窓の効果のほどですが、まず結露についてはプラダンの室内側にはほとんど結露は付きません、ですが外部側のサッシは結露しやすくなります。これは市販の内窓と同じく内窓がある事で室内側の温度が外窓のサッシに伝わらない為に外窓の温度が下がり内窓と外窓との間の空気の湿気が結露します。ただ市販の内窓の場合は気密性がありますので内窓と外窓との間の空気にある湿気が結露しきるとそれ以上は結露しませんが、プラダンの場合は少しづつ室内の湿気が4周の隙間から入り込みますので結露が続きます。ですので定期的に外窓の結露をふき取って下さい。また、隙間は有っても頻繁に空気が入れ替わるわけではなさそうですので断熱性は上々です。

何よりも材料費が安い事、取付け、取外しに傷も残らずとても簡単な事が魅力の工夫ですのでお試しに設置してみるのも良いかもしれません。


追記 : 後日談ですが突っ張り棒を受ける取手を付けた位置が窓の高さの2分の1付近だった為に突っ張り棒を軸にプラダンが回転して足元が室内側に滑り出してしまいました。取手を付ける位置は窓の高さの上から4分の1〜3分の1付近が良さそうです。

ちなみに今のところペンギンに踏ん張ってもらっています。


「上下窓など内窓の付かない小窓の簡単な断熱対策はありませんか?」

ポリカーボネート中空板やプラスチックダンボールなどの断熱性のある素材を使って簡単に簡易の内窓を作る事ができます。試してみてはいかがかな?」


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