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お気楽☆建築士の住宅問答 blog

家創りからリフォーム・リノベーション、維持監理、生活の工夫まで気ままに書き連ねた建築設計士のブログ

ローコストの24時間換気システムを付けてみました

24時間換気システムの設置が義務づけられたそうですが費用はどの程度ですか?

そもそも誤解が有るようですが「24時間換気システムの設置」などは義務付けられていません。これは住宅業界の悪い癖でなにか新しい事があると過剰装備を宣伝に利用しオプション費用で稼ごうとしています。
法律で求められているのは「部屋(居室)の容積の半分の空気が1時間で入れ替わる様に常時換気計画を行う事」が義務付けられています。つまり方法はどうあれ空気が基準通り入れ替われば良い訳ですから常時隙間風の入る家とする事でも基準を満たす事ができます。まあ、さすがにそういう訳にも行きませんので通常は換気扇で計画します。

普通の35坪くらいの家であればキッチンに1台、1階2階のトイレにそれぞれ1台、洗面所に1台、浴室に1台程度の換気扇が設置されることが多いですがこれだけの台数があれば後は吸気口の位置を家全体を換気が出来る位置に設置すれば問題無く法律の基準はクリア出来ます。また、常時運転と言っても個々の換気扇にON、OFFのスイッチを付けても法律上問題はありません。(一応常時運転してねと言った意味のシールを完了検査時に貼っておきます。)

ところで、常時換気が法律で規定された背景はシックハウスの防止の観点からですのでその換気量もシックハウスの観点から決められています。ですが、実際の生活の中では様々な場面で換気が必要になり必要な換気量も様々です。

例えば気候の良い時期や夏の夜などは窓を開けると気持ちの良い換気が出来ます。窓を開けている時は換気扇など運転する必要はありませんね。しかし防犯上の理由で窓が開けられない場合は積極的に換気扇で外気を取り込む事で室内環境を良好にする事ができます。この場合は少し多めに空気を取り込みたいと思いますし、冬の暖房時は基準最低限の換気量で運転すれば十分です。

このように年間を通しての必要に応じた換気計画を立てた上で常時換気量に不足が発生するのであれば換気扇の換気容量や台数を増やせば良いだけ事ですから費用はほとんどかけずに法律の基準をクリア出来る訳です。

ちなみに常時換気仕様の小型換気扇であれば新築時では1箇所当たり1万円〜1万5千円もあれば取り付け可能です。またランニングコストですが、1台当たりの消費電力は壁・天井共用パイプファンで2w/h〜5w/h程度ですので1日中運転しても2円〜3円程度、月に35円〜80円です。


「24時間換気システムの設置が義務づけられたそうですが費用はどの程度ですか?」

「通常、建物に設置する換気扇で代用すれば実質0円の追加で済む場合もありますよ。」

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【外部リンク】 シックハウス症候群