窓にすだれを付けるとどの程度の効果が期待できますか。
節電の夏に向けて南側のFIX小窓にすだれを設置したのですが、設置前にすだれの実際の効果を実験しておいたのでご報告です。
部屋の南側壁にあるFIX小窓は南側の窓ですから一日の内最も気温が高い時間に日差しが差込ます。普段は遮光カーテンで日差しを遮っているのですが、たまたま放射温度計でカーテンの温度を測ってみると30度を越えているではありませんか。
実験をした時期は6月中旬頃ですので室温は30度までは上がってはいませんがカーテンが熱源になって室温を上昇させていることは明らかです。
日差しを遮る場合に室内側でカーテンやブラインドを使って日差しを遮ると日差しで温度が上がったカーテンやブラインドが熱源となって室温を上昇させます。
屋外側ですだれ等を使って日差しを遮ると、すだれの温度が上がっても屋外側で熱が放出される為にすだれが室温を上昇させる事はありません。
そこで今回は屋外側にすだれを取り付けて日差し対策とすることにした訳です。尚、すだれは屋外の分だけだと少し眩しく感じたので屋内側にも窓枠ピッタリサイズに加工したすだれを追加して涼感を演出しています。
せっかくなので、2つある窓の内1つだけにすだれを取り付けて一日の温度変化を測定してみた結果が表の様になりました。すだれ有りと無しではカーテンの温度に2度前後の差が出ました。効果絶大です。
室温とカーテンの温度差が大きいほど室温を上げる熱源としての働きが強くなりますのですだれの室温上昇の抑制効果も確認できました。
今回、放射温度計で家中の温度を測定したり温度計付きの時計を家中に設置して家の温熱環境を目に見える形で追っかけた訳ですがこうする事で家の中で思わず熱源になっているものや場所に気づくことが出来ます。熱源になっている部分がはっきりした場合はそこに対策を行えば効果的です。
今回実験した部屋の壁や天井といった部分の温度も実験と同時に測定していたのですが、昼間は壁や天井が室温より高い温度になってしまう事はありませんでした。
ですのでこの部屋の場合は窓のカーテンが一番の熱源だった事になります。この部屋では昼間はまず最初に気温が上昇して気温から熱を貰う形で遅れて内壁や天井の温度が上がる様です。
夜は逆に壁や天井より気温が下がってもしばらくは壁や天井が熱源になって室温が下がらないようですので、積極的に外気を取り入れて壁や天井の温度を下げてあげると涼しくすごせる事になりそうです。
窓にすだれを付けるとどの程度の効果が期待できますか。
日差しを受ける窓が熱源となって室温が上昇する事が多々ありますがそういった場合はすだれ等で日差しを屋外側で遮ると室温の上昇を抑える事ができます。
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