お気楽☆建築士の住宅問答 blog

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ホーロー製の洗面ボールの欠けを自分で修理してみた

ホーロー製の洗面ボールに化粧瓶を落としてホーローが欠けてました。修理は出来ますか。

ホーローと言えば鍋や看板、七宝焼きなどでお馴染みのもので、金属材料表面にガラス質の釉薬を高温で焼き付けたものです。表面が丈夫で熱にも強く汚れなども簡単にふき取る事が出来ます。実際に建物ではキッチンや洗面台、浴槽などの設備で使われていて30年が経過した家の流し台などで扉のホーロー部分はピカピカの新品同様(でも木部やヒンジはボロボロ)の物もよく見ます。

ホーロー製品は衝撃にも強くメーカーさんでも木槌で表を叩いたりして強さを紹介していますが、表面はガラスですから硬い物が当たると欠けてしまいす。ホーローがかけてしまった場合、元通りにガラスで補修はさすがに無理で、二液硬化のエポキシ樹脂で補修する事になります。

今回はたまたまホーローキッチンの販売会社の営業さんが道具を持っていたので補修してくださいました。その補修の手順は次の通りです。



まずホーローの欠けた部分の汚れをよく取り十分乾かします。
次にA剤とB剤をよく混ぜる。ちなみに営業さんは爪楊枝で混ぜてました。
また補修剤に色を付ける場合はこのときに水性絵の具を混ぜて色を作ります。




ホーローの欠けた部分にパテを盛って均します。
営業さんはパテを盛った後、指に食器用洗剤を塗って均していました。
パテが指に付かないテクニックだそうです。



丸一日パテが硬化するのを待ちます。
最後に表面を600番程度の耐水ペーパーで磨いて出来上がり。
と言った感じで、とても簡単に補修できました。



仕上がりに若干、色味の違いはありますが、元の欠けた部分の黒よりはぜんぜん目立ちません。今回の補修で使ったパテはホーローメーカーの物でしたが、同じようなホーロー修理キットはホームセンターの修理用パテや接着剤のコーナーで売っていますので修理に挑戦してみてはいかがでしょうか。



「ホーロー製の洗面ボールに化粧瓶を落としてホーローが欠けてました。修理は出来ますか。」

「欠けたホーローは元には戻りませんが補修は簡単にできますのでご自分で挑戦されてはいかがでしょうか。」

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