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お気楽☆建築士の住宅問答 blog

家創りからリフォーム・リノベーション、維持監理、生活の工夫まで気ままに書き連ねた建築設計士のブログ

平屋と2階建はどっちがお得?

平屋の建物は2階建ての建物より割高ってホントですか?

平屋の建物は2階建ての建物より割高とはよく言いますが、実際は坪単価の計算の場合と同じで条件を整理しなくてはいけません。建物の新築費用の内容は大雑把に次の様に分類できます。(今回は建物の形状により建物の価格がどうなるかの話ですので材料や機器の仕様の良し悪しによる増減は無視して考えます。)

A:見積り上、主に床面積に影響を受けやすい費用 :
      構造部材の材料費、大工さんの手間賃、内装造作部材の材料費、外壁の下地・仕上げ、仮設工事費

B:見積り上、主に建物形状に影響を受けやすい費用 :
      基礎工事、屋根の下地・仕上げ、階段の費用

C:見積り上、建物形状・面積よりは設置個数に影響を受けやすい費用 :
      システムキッチン、ユニットバス、給湯器、便器などの設備機器の代金、電気工事、設備工事

まずは建物の延べ床面積を固定して平屋から2階建てに変更した場合ですが、述べ床面積が固定ですので、A・C の費用にはほとんど変化がありません。Bの費用では階段の費用が若干増えますがあとの基礎、屋根は減る方向に動きます。ですので総工事費は安くなる傾向があり、この場合は平屋より2階建ての方が効率が良くお得と言えます。

次に所要室の面積や数を固定した場合を考えて見ますと、所要室固定ですので平屋から2階建てにした場合に階段室や2階の廊下といった新たな所要室が増え建物の延べ面積が増えてしまいます。階段と廊下でおおよそ2.5坪は少なくとも増えるでしょう。

こうなりますとBの費用が減ってもAの費用が増えますので差し引き、差が無くなってしまいます。例えば建物の形を総2階にする場合などはBの費用減少効果が最大になり2階建ての方が平屋の場合より安くなる事が多いのですが、2階に小さな部屋がちょこんと乗っている場合などは明らかに平屋より2階建ての方が費用が高くなってしまいます。


「平屋の建物は2階建ての建物より割高ってホントですか?」

「同じ延べ面積の建物を比較すると2階建てより平屋は割高です。所要室の規模や数が同じ建物で比較すると2階建ての方が延べ面積が増えてしまい費用も案外増えます。」

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