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お気楽☆建築士の住宅問答 blog

家創りからリフォーム・リノベーション、維持監理、生活の工夫まで気ままに書き連ねた建築設計士のブログ

ローコスト坪○○円と宣伝する会社をいじめてみる

住宅の値段
ローコストで坪○○円と宣伝している会社で家を建てる場合はどうすれば安く家を建てられますか?

建物の費用には固定費用的に発生する費用と面積規模により変動する費用、材料のグレードにより変動する費用なんかで構成されています。このうち宣伝で「坪○○円」と坪単価で言う場合は「材料のグレード」が条件として提示され固定されているのが一般的です。

ところで固定費用的に発生する費用というのは例えばシステムキッチンやユニットバス、トイレ、洗面台、給湯器、階段などの建物の規模が若干変わっても設置数が増えない物の費用です。この費用は建物の面積が増えると単位面積当たりのこの費用のしめる割合は当然減少します。(=坪単価が安くなる傾向があると言うことです。)

また、面積規模により変動する費用というのは、基礎工事や柱・梁などの木材、床・壁・天井の仕上げ材、サッシ類、ドア類、屋根材、仮設材などとこれらの施工費用などになりますが、これらの費用も施工規模が大きくなると値引きされるのが一般的です。

(これら面積規模により変動する費用の場合でもそれぞれの費用が独自の固定費用を内包しているために上に書いた固定費用的に発生する費用と同様に面積・規模が大きくなると安くなる傾向があります。つまりこれも坪単価が安くなる傾向があると言うことです。)

上に書いた事を総合すると「建物の坪単価は仕様が同じであれば面積・規模が大きくなるほど坪単価は安くなる」といっても間違いではありません。このように見積もり価格の精度が面積・規模により変化するのが坪単価見積もりの特徴のひとつです。

坪単価については坪単価、この建物は割高?それとも割安?のエントリーでも紹介していますので参考にしてください。

話を最初に戻すと宣伝で「坪○○円」と坪単価を言う場合は必ず「ただし面積が□□坪以上の場合」と言い、さらに「□□坪以下の場合は坪単価が高くなります」と言っています。そのわりには「□□坪以上の場合は坪単価が安くなります」とは決して言いません。

坪単価を強く前面に押し出す会社はその宣伝効果を狙っていますので利益を最小限に絞ってその単価を実現します。ですので算定基準の坪数より建物が小さい場合は会社に損失が出ないように坪単価が上昇する訳です。

逆に算定基準の坪数より建物が大きい場合は実効の坪単価が算定基準より下がり利益を十分確保できますので少しくらいのグレードUPなどをサービスしてくれる場合もあります。が、だれが実際払っているかといえば・・・ねえ。

つまり、「□□坪以下の場合は坪単価が高くなります」と言っている場合は、□□坪ギリギリで建てると最も適切な見積もり結果となり、その会社では最もお得な条件と言えそうです。


「ローコストで坪○○円と宣伝している会社で家を建てる場合はどうすれば安く家を建てられますか?」

「坪単価には面積が大きくなればなるほど下がる傾向があるから、「□□坪以上」との条件がある場合はその面積が最もお得。それより大きな家を建てる場合は「積上げ式見積」をしてくれる工務店で検討しても良い場合があるよ。「積上げ式見積」は規模が変わっても見積もりの精度に変わりがないからね。」

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